ロレックスをはじめ、時計が好きな男性は少なくありません。
仕事を頑張った節目に購入した一本。昔から憧れていて、ようやく手に入れた一本。あるいは、服装やその日の気分によって何本かを使い分けている方もいらっしゃるでしょう。
パーソナルスタイリストとして男性の服装に長く関わってきた中で、以前から感じていることがあります。
それは、良い時計を持っていることと、その人の装い全体が格好よく見えることは、必ずしも同じではないということです。
高価な時計を身につけるのであれば、その時計がより魅力的に見えるよう、洋服や靴を含めた全体の装いにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
高級時計だけが目立ってしまうこともある
ロレックスには、時計そのものに十分な存在感があります。
特にデイトナのようなモデルであれば、腕元にあるだけでも自然と目に入ります。
だからこそ気をつけたいのが、時計だけが装いから浮いてしまうことです。
せっかく良い時計を身につけていても、ジャケットのサイズが合っていない。シャツとパンツのバランスが良くない。靴が服装の雰囲気と合っていない。
そうなると、「良い時計をしている」という印象だけが先に立ってしまいます。
時計も、ジャケットやシャツ、革靴と同じです。私は、コーディネート全体を構成する一つのアイテムとして考えています。

時計ではなく、装い全体を見る
「ロレックスには、どんな服装が合いますか?」このように考える方も多いと思います。
もちろん、時計のモデルによって相性の良い服装はあります。ただ、時計だけを起点にして洋服を決める必要はありません。
大切なのは、時計、ジャケット、シャツ、パンツ、靴、そしてアクセサリー。それらを含めた全体のバランスを見ることです。
たとえば、ゴールドを使用したコンビのデイトナには、時計そのものに華やかさがあります。
服装まで強い色柄や装飾を重ねすぎれば、全体が少々騒がしく見えることもあります。
一方で、ブラウンやベージュなど落ち着いた色を取り入れたり、ツイードやコーデュロイなど表情のある素材と合わせたりすることで、時計の華やかさを自然に馴染ませることができます。
時計を目立たせるために服を選ぶというより、時計も含めた全体が自然に見えるところへ整えていく。私はこの考え方を大切にしています。
ロレックスはスーツだけに合わせるものではない
高級時計というと、「スーツやジャケットに合わせるもの」という印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、必ずしもそうではありません。
たとえば、ステンレスのデイトナなら、白シャツやデニム、スニーカーなどを使ったカジュアルな服装にも自然に合わせられます。
反対に、同じスポーツモデルでも、ジャケットや革靴と合わせることで、ぐっと落ち着いた大人の表情になります。
大切なのは、「高級時計だからスーツ」「スポーツウォッチだからカジュアル」と決めつけないことです。
時計が持っている雰囲気と、その日に着る洋服とのバランスを考えます。

高級時計ほど、何気なく身につける
私自身は、高級時計を必要以上に主張させる着こなしよりも、日常の装いの中に自然に馴染んでいる姿の方に魅力を感じます。
白シャツの袖口からロレックスが少し見える。秋冬のジャケットに合わせた時計が、服の素材感の中に自然と溶け込んでいる。デニムとローファーという休日の装いに、少し華やかな時計を合わせる。
時計だけを見せようとしなくてもいいのです。
結果として、「よく見ると、良い時計をしている」。そのくらいの距離感も、大人の男性には格好いいと思います。

時計と服の色や素材をつなげて考える
時計と服装を合わせる際、私は「色」と「素材感」もよく見ています。
たとえば、ブラウンやゴールドの要素を持つ時計であれば、必ずしも服にも同じ色を使わなければならないわけではありません。
ただ、ブラウンの革靴、ベージュ系のパンツ、暖色を含んだジャケット。そうしたアイテムをどこかに置くことで、時計だけが唐突に見えにくくなる場合があります。
ブラウンの文字盤を装いへなじませる実例として、GMTマスター「ルートビア」の具体的な着こなしもご覧ください。
また、ステンレスの時計なら、ブルーやグレー、白などのクリーンな色との組み合わせも非常に使いやすいものです。
時計単体を見るのではなく、洋服や靴まで含めて色の流れを作る。これも、時計を自然に見せる方法の一つです。

高い時計を持てば、おしゃれになるわけではない
これは洋服についても同じです。
高価なジャケットを買ったからといって、それだけでおしゃれになるわけではありません。高価な革靴を履けば、必ず格好よく見えるわけでもありません。
時計も同じです。ロレックスを身につけること自体が、その人のファッションを完成させてくれるわけではありません。
大切なのは、良いものを、自分の装いの中でどう生かすか。私はそこに、大人の男性のファッションの面白さがあると思っています。
40代・50代になるほど、細部の積み重ねが大切になる
40代、50代になると、若い頃とは服装の見え方も変わります。
サイズ感、生地の質感、色使い、靴の状態、眼鏡、アクセサリー、そして時計。こうした細部の積み重ねが、その人全体の印象を作ります。
特に経営者や士業など、人から見られる機会の多い立場であれば、時計だけにこだわるのではなく、その時計を身につけている自分自身まで整えるという視点を持ってみてください。
お気に入りのロレックスを身につけたとき、腕時計だけを見るのではなく、鏡の中の自分全体を見る。
その時計が服装に自然に馴染んでいるか。靴まで含めて一つのスタイルになっているか。
そこまで考えるようになると、時計を身につける楽しさも、さらに広がっていくと思います。
時計も含めて、大人の男性の装いを整える
Royal Stylingでは、40代・50代男性をはじめ、経営者・士業・エグゼクティブ層を中心に、洋服だけでなく靴や小物まで含めたトータルスタイリングをご提案しています。
高価なものをただ揃えるのではありません。
その方の仕事、ライフスタイル、既にお持ちの洋服や靴なども拝見しながら、長く使えるものを選び、装い全体を整えていきます。
時計が好きだからこそ、その時計をもっと格好よく身につけたい。時計だけではなく、服装全体も一度見直してみたい。
そう感じている方は、Royal Stylingのパーソナルスタイリングもぜひご覧ください。
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