みなさん、こんにちは!
スタイリストの小林 茂之です。
「せっかく洋服を買うなら少しでも安く買いたい!」
そういうときの強い味方がセールです。
実際、セール期間中は意中の洋服をおトクにゲットできるチャンスなのですが、実は不自由なこともあります。
今回はセール期間中に起こる3つの不都合についてお話します。
1.本当に欲しい物が買えない。
これは仕方ないですね。早い者勝ちですから。そして、実はセールの開始時期は人によって異なります。
ご存知でしたか?
知っている人にとっては当たり前のことなのですが、お客さんの店舗での購入実績によって、先行セールというものが存在します。
例えばセレクトショップのBEAMSでは、細かく会員のランク付けがなされていて、最上位ランクの顧客はセール開始のかなり前から一部アイテムをセール価格で購入できます。
しかもそれまでたくさん購入している目の肥えた顧客が購入するのですから、よりセンスの良いものから無くなっていきます。このため、誰が見ても良いと思えるアイテムはさっさと無くなっていき、一般のセールが始まる頃には、上位客はセール品の購入は完了しているパターンが多いです。
これは差別化を図る意味で理にかなっていますが、我々一般客は辛いものがありますね(笑)
2.取り寄せが出来ない。
セール期間中は、店舗単位で在庫を処分したいものです。また、流通が煩雑になるので取り寄せができないことが多いです。もっとも、ショップによっては取り寄せ可能なところもあるので、自分のサイズがない場合には店員さんに確認されると良いです。
3.「お取り置き」ができない。
ショップにもよりますが、通常は1週間程度のアイテムの取り置きができるショップが多いです。
その期間内に購入しなければ、自動的にキャンセル扱いとなりそのアイテムは店頭に戻されます。
セール期間中はとにかく商品を売ってしまいたいもの。機会損失を防ぐためにも買うか買わないか分からないまま時間を経過させるよりは、常時店頭に並べて多くの人の目に触れさせたいと考えるのは当然の心理です。
そのため、セール期間中は取り置き不可とするショップが多いんです。
そのため、「他の誰かが買ってしまうかも」という懸念からクールダウンの時間を設けずに購入するか否かの判断を迫られます。
結果、「買わなくても良かったなぁ」と後悔するパターンもあるのです。
これら3つを知っておけば、セール期間中のお買い物が少しは有意義になるのではないでしょうか。
「安いから」という理由だけで安易に飛びつかず、良品をおトクにゲットしたいですね。
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