40代・50代の婚活。「中身を見てほしい」男性にこそ、服装が大切な理由

40代・50代男性の婚活・恋活では、人柄を知ってもらう前に服装や身だしなみが伝わります。今の年齢や体型に合う服を選び、相手への敬意とご自身の魅力が自然に伝わる装いを、サイズ・色・素材・靴・髪の具体例から考えます。

ネイビージャケットとシャツ、靴を組み合わせた大人の男性のワードローブ

皆さん、こんにちは。パーソナルスタイリストのコバヤシシゲユキです。

「見た目より、中身を見てほしい」。婚活や恋活をされている男性の中には、そうお考えの方もいらっしゃると思います。

もちろん、長く一緒に過ごす相手を探すのですから、人柄や価値観は大切です。誠実であること、相手の話を聞けること、日々の暮らしを大事にできること。洋服だけで補えるものではありません。

ただ、その中身を知ってもらうために、外見を整える必要があります。

初めて会う相手は、あなたがどんな仕事をして、周囲にどう接し、何を大切にしてきたのかをまだ知りません。まず目に入るのは、その日に着てきた服、髪、靴、そして表情です。ここを後回しにしたまま「会って話せば分かってもらえる」と考えるのは、少しもったいないと思うんですね。

今回は40代・50代の男性に向けて、婚活で外見を整える意味と、今の自分に合う服装の考え方をお伝えします。

40代・50代の婚活では、今の自分に合う外見が大切

40代、50代になると、仕事では経験を積み、自分なりの判断基準もできてきます。一方で、洋服は以前のまま、ということが起こりがちです。

20代の頃によく着ていたブランド。昔、似合うと褒められたシャツ。仕事が忙しくなる前に揃えた休日着。自分の中では安心できる服でも、今の体型や顔立ちに合っているかは、別の話です。

例えば、体重はあまり変わっていなくても、お腹まわりや肩の見え方、姿勢は少しずつ変化します。以前はすっきり着られたシャツが胸やお腹で張る。逆に、体型を隠そうと大きな服を選ぶと、肩が落ちて全体がだらしなく見えてしまう。服のサイズ表記だけでは判断できない部分です。

婚活のために若い人と同じ服を着る必要はありません。今の年齢、体型、雰囲気に合わせ直す。そのひと手間が、大人の男性の外見には効いてきます。

ネイビージャケットやシャツ、パンツ、靴を組み合わせたコバヤシシゲユキのワードローブ写真
ジャケットだけでなく、シャツ、パンツ、靴まで含めて全体を考えます。サイト掲載のワードローブ例。

「中身が大切」でも、最初に伝わるのは外見です

私は、婚活では外見が重要だとはっきりお伝えしています。これは容姿の良し悪しを競う、という意味ではありません。ご自身で整えられる服装や身だしなみを、きちんと準備するという話です。

約束の時間を守る。行くお店を調べておく。相手が話しているときは顔を向けて聞く。そうした気遣いと同じように、会うための服を選ぶことにも意味があります。

相手も、その時間のために予定を空け、服や髪を整えて来ているかもしれません。こちらもきちんと準備して出向く。それは「あなたと会う時間を大切にしています」という姿勢の表れです。

中身が大切なのは当然。しかし婚活では、中身を知ってもらう前に外見を見られる。だから外見を整えることも、相手に会うための大切な準備なのです。

穏やかな人なのに、暗く重たい服装で近寄りがたく見える。丁寧に暮らしているのに、くたびれた靴が目立ってしまう。それでは、ご本人の良さと、最初に伝わる印象がずれてしまいます。洋服には、そのずれを小さくする役割もあります。

40代・50代の婚活服で、見直したい五つのこと

新しい服を買う前に、今の服装を一度見てください。高価なものを買い足すより、先に直すべき点が見つかることがあります。

昔似合った服を、そのまま着続けている

古い服が悪いわけではありません。私自身、十年以上愛用している服があります。大切なのは、今も体に合い、状態がよく、ほかの服と自然につながるかどうかです。

若い頃に褒められたから、という理由だけで、強い色落ちのデニムや細身のシャツを選び続ける。そうなると、今のご本人より、昔の好みのほうが前に出てしまいます。思い入れと、今回会う場面に合うかどうかは、分けて考えたいところです。

細く見せようとして窮屈、隠そうとして大きすぎる

お腹を締めつけるシャツも、体が中で泳ぐジャケットも、すっきりした印象にはつながりません。肩、胸、お腹、腰、それぞれに必要なゆとりがあります。

「まだこのサイズが入る」ではなく、「今の体がきれいに見えるか」。立った姿だけでなく、椅子に座ったときにボタンが引っ張られないかまで確かめます。食事中ずっとお腹が苦しいようでは、会話も楽しめませんよね。

仕事着からネクタイを外しただけになっている

仕事で信頼を得ている方ほど、いつものスーツなら間違いないと思われるかもしれません。お見合いでスーツがふさわしい場面はあります。ただ、休日のカフェや食事でも同じ装いだと、商談のような堅さが残る場合があります。

また、光沢の強いスーツの上着に、休日用のパンツだけを合わせると、生地や形の違いが目立つことも。ジャケット単品として自然に使えるかを見て、必要なら単品用の一着を選びます。仕事ができる印象に、話しやすさをどう加えるか。婚活ではそこまで考えます。

全身を高級ブランドで揃えればよいと思っている

良い服を着ること自体に問題はありません。ただ、ブランドの知名度や価格は、着る人との相性を保証してくれるものではありません。

ジャケット、ベルト、靴、バッグのすべてが強く主張していると、ご本人より持ち物に目が向きます。大切にしている良品を活かしながら、全体では落ち着いて見える。そのくらいのバランスが、大人の装いには合うと思います。

洗濯しているから清潔感もある、と考えている

洗ったシャツでも、襟が黄ばんでいたり、しわが目立ったりすれば、整った印象には見えません。ニットの毛玉、パンツの膝の抜け、靴のほこり。ご自身では見慣れていても、初対面の相手にはその日の姿がそのまま伝わります。

服を買い替える前に、アイロン、ブラッシング、靴の手入れで改善するところはないか。傷みが強いものは役目を終えたと判断することも必要です。

目指すのは「若く見える」より「感じが良く、信頼できる」

婚活の服装で、年齢を隠そうとする必要はありません。40代・50代には、その年代だからこそ自然に出せる落ち着きがあります。

流行の服を急に取り入れて、着慣れない感じになってしまう。一方で、「もうこの歳だから」と暗い色の大きな服ばかりを選び、必要以上に老けて見える。どちらにも寄せる必要はないんです。

体に合うジャケットに、顔まわりが明るく見えるシャツ。足元はきちんと手入れした革靴。特別に派手なものがなくても、感じの良い大人の装いはつくれます。

一緒にお茶を飲みながら、落ち着いて話せそう。並んで歩いても、無理をしている感じがしない。婚活で目指したいのは、そういう自然な印象です。

自分の服で何を変えればよいか分からない方には、婚活男性向けオンライン・ファッションコンサルで、手持ち服をもとに整える方向や買い足す優先順位をご提案しています。

服装・靴・髪。具体的に整えるポイント

サイズは肩だけでなく、袖と裾まで見る

ジャケットは肩が余りすぎず、前を留めたときに強い引きじわが出ないものを。シャツは首まわりと胸、お腹のゆとりを見ます。パンツはウエストだけで決めず、お尻や太もも、裾までの流れを確認してください。

裾が靴の上に何重にもたまると、それだけで足元が重く見えます。逆に短くすればよいわけでもなく、パンツの形と靴に合わせて丈を調整します。袖丈や裾丈のお直しで、今ある服を活かせることもあります。

色は顔映り、素材は季節と全体のつながりで選ぶ

最初の一組なら、ネイビーや落ち着いたブラウンのジャケットに、白や淡いブルーのシャツ、グレー系のパンツなどが考えやすい組み合わせです。ただし、同じネイビーでも青みや明るさで顔映りは違います。鏡では服だけでなく、ご自身の顔と一緒に見てください。

素材も同様です。秋冬なら、起毛したジャケットに柔らかなニット、スエードの靴というつながりが自然です。春夏なら、軽い生地やさらっとした質感に替える。高価かどうかより、季節と着る場所に無理がなく、全身でちぐはぐになっていないことが大切です。

コバヤシシゲユキのグレンチェックジャケットとニット、パンツ、ブラウンの靴の秋冬コーディネート
コバヤシ私物の秋冬コーディネート。柄のジャケットに落ち着いた色を合わせ、素材の温かみをつないでいます。
ジャケット:FLANNEL BAY(スタイリスト私物)

靴は値段より、手入れと服とのバランス

ジャケットにスラックスを合わせるなら、すっきりした革靴やローファーは使いやすい選択肢です。黒でもブラウンでも、服の色やかたさに合うものを選びます。カジュアルなお店なら、きれいなスニーカーが合うこともあります。

革靴はほこりを払い、素材に合う手入れをする。スエードなら専用のブラシを使う。かかとの減りやソールの状態も見ておきます。会う当日に初めて履くより、一度歩いて履き心地を確かめておくと安心です。

秋冬のジャケットとパンツに合わせたコバヤシシゲユキのブラウンのスエードローファー
ブラウンのスエードローファー。靴だけで判断せず、パンツの丈や素材とのつながりも見ます。

向かい合って見える髪・襟元・手元も整える

ラウンジやレストランでは、座って向かい合う時間が長くなります。全身の服装に加えて、髪の収まり、襟元、爪、眼鏡の汚れなど、近い距離で見える部分も大切です。

髪型は、昔からの注文を繰り返すだけでなく、今の髪質や量、普段の手入れに合う形を美容師さんと相談してみてください。髭を残す場合も輪郭を整える。香りは食事や近い距離での会話を考え、強くつけすぎないようにします。

初回デート・ホテルラウンジ・レストランでの服装

「婚活用の正解の服」を一組だけ決めるより、会う目的と場所から考えると、組み合わせを選びやすくなります。

初回のカフェデートは、きちんと感に親しみやすさを

街中の落ち着いたカフェなら、ジャケットにシャツや薄手のニット、すっきりしたパンツという組み合わせが使えます。歩く予定があれば、靴も無理なく歩けるものを。初対面だからと全身を堅くまとめるより、お店の雰囲気に合う柔らかさを残します。

ホテルラウンジは、お見合いかデートかでも変わる

結婚相談所のお見合いであれば、相談所の案内や服装の指定を優先します。スーツが適する場面と、ジャケットで自然に過ごせるデートでは、準備する服も異なります。

同じホテルでも、会う目的は違います。「ホテルだから必ずこの服」と決めず、約束の内容まで踏まえて選ぶこと。お見合いのスーツについては、お見合いで好印象を与えるスーツの選び方で詳しくご紹介しています。

レストランでは、店の雰囲気と座った姿を確かめる

お店にドレスコードがあれば、予約時に確認します。落ち着いたレストランならジャケットが役立ちますが、カジュアルなお店まで一律にスーツにする必要はありません。

椅子に座ってもシャツの胸元が開きすぎないか、袖やカフスが食事の邪魔にならないか。ジャケットを脱いだときも整って見えるか。出かける前に、食事をする姿まで想像しておくと、当日も自然に過ごせます。

自分の服装は、自分だけでは判断しづらい

毎日見ている自分の姿には、どうしても慣れが生まれます。お気に入りの服なら、買ったときの嬉しさや、褒められた記憶も重なります。鏡を見るときには、無意識に姿勢を正していることもありますよね。

まずは当日着る服と靴を揃え、少し離れたところから正面と横の全身写真を撮ってみてください。顔だけでなく、上半身と下半身の量感、裾と靴のつながりまで一度に見ます。座った姿も確認すると、立っているときには気づかなかった窮屈さが分かることがあります。

それでも「何か違うけれど、どこを直せばいいか分からない」ということはあります。そんなときは、ただ似合う・似合わないで終わらず、サイズなのか、配色なのか、着る場所との違いなのか、理由まで具体的に見てもらうことが大切です。

私が婚活中の方の服を選ぶ際も、年齢だけで一律に決めることはしません。ご本人の雰囲気、手持ち服、購入予算、どこへ出かけるのかを伺い、無理なく着られる形を考えます。

婚活の服選びを、オンラインで個別に相談できます

「何を買えばよいか分からない」「今ある服で大丈夫なのか、自信が持てない」。服装を整えたいと思っても、ご自身だけでは判断しづらいことがあります。

Royal Stylingでは、婚活中の男性に向けて、オンラインでファッションのご相談を承っています。ご本人の雰囲気や体型、手持ち服、ご予算、会う場所を伺い、今の自分に合う装いを一緒に考えます。

何もかも新しくする必要はありません。気に入っているジャケットを活かせるのか。シャツやパンツを替えれば整うのか。靴まで含めて、どこを見直せば全体の印象が変わるのか。そうした判断に、服の専門家の視点を加えることができます。

私が大切にしているのは、無理に別の誰かのように装うのではなく、ご本人の良さが自然に伝わることです。婚活のために用意した服が、その後のデートや日々の外出でも使える。ご自身でも組み合わせを考えやすくなる。そんな服選びをお手伝いしています。

会う前に服装のことで迷う時間が減れば、相手との時間を楽しむ余裕も生まれます。外見を整えることは、今のご自身の魅力を正しく伝え、相手に会うための準備。その一歩をご自身だけでは踏み出しにくいときに、ご相談いただければと思います。

婚活男性のためのオンライン・ファッションコンサルについて

Royal Styling代表 コバヤシシゲユキ
Royal Styling代表 コバヤシシゲユキ

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