仕事における服装は、単に「おしゃれに見えるかどうか」だけで決まるものではありません。
特に経営者や士業など、人と会い、信頼を得ることが仕事の重要な一部となる立場では、
どのような印象を与えるのか。
その人自身の立場や個性に合っているのか。
そして、無理なく自然に着続けられるのか。
そうしたことまで考えて装いを整える必要があります。
Royal Stylingではこれまで、経営者や士業の方々のパーソナルスタイリングも数多く行ってきました。
今回は、その中から法律事務所での服装研修をきっかけに、個人の年間スタイリングへとつながった事例をご紹介します。
法律事務所からご依頼いただいた服装研修
ご依頼のきっかけは、法律事務所で行う服装に関する研修でした。
私自身、過去には法律事務所でパラリーガルとして勤務した経験があります。
大学卒業後、法律事務職員として日々、弁護士の先生方のサポートをさせていただきました。
訴状をはじめ、各種書類の提出や受け取りのために、さまざまな場所へ足を運びました。裁判所はもちろん、検察庁や法務局、拘置所に行ったこともあります。中には入っていません(笑)。
その経験があるからこそ、法律事務所で働く方の装いには、信頼感や落ち着きだけでなく、実際の業務に合った動きやすさも大切だと考えています。
弁護士という仕事は、依頼者との面談をはじめ、企業経営者や他士業の方々など、さまざまな立場の人と接する機会があります。
そのため、服装にも一定の信頼感や落ち着きが求められます。
一方で、
「スーツを着ていれば、それでよい」
というほど単純なものでもありません。
スーツそのものの選び方はもちろん、
シャツ、ネクタイ、革靴、色の組み合わせ、サイズ感などによって、相手に与える印象は大きく変わります。
研修では、単に服装のルールをお伝えするのではなく、
なぜその服装が適しているのか。
どのように組み合わせれば自然に見えるのか。
というところまでお伝えしました。
「高いものを身につけること」が目的ではありません
経営者や士業の方のスタイリングというと、
「高級なスーツや時計を身につければよい」
と思われることもあるかもしれません。
しかし、私が大切にしているのはそこではありません。
いくら価格の高い洋服であっても、本人の体型や雰囲気、仕事上の立場、着用する場面と合っていなければ、必ずしも良い印象にはつながりません。
反対に、ベーシックなアイテムでも、
色、素材、サイズ、組み合わせ方
を丁寧に考えることで、その人らしい品のあるスタイルを作ることができます。

例えばネクタイひとつを取っても、
ネイビーを中心とした落ち着いた配色なのか。
少し色を取り入れるのか。
無地にするのか、ストライプや小紋柄を使うのか。
正解は一つではありません。
大切なのは、その人が誰と会い、どのような場に立ち、どう見られたいのかを考えることです。
研修から、個人の年間スタイリングへ
この服装研修をきっかけに、その後、法律事務所の代表者や所属弁護士の方から、個人のスタイリングもご依頼いただくようになりました。
そして、一度だけの買い物同行ではなく、年間を通した継続的なスタイリングへとつながっていきました。
私にとっても印象に残っている仕事の一つです。
服装研修という形でRoyal Stylingを知っていただき、
実際の考え方や提案に触れていただいたうえで、
「自分自身の服装も任せたい」
と思っていただけたからです。
年間スタイリングでは、その場限りのコーディネートを作るのではありません。
手持ちの洋服、新しく購入するアイテム、仕事上必要な装い、プライベートでの服装などを含めて、長期的にワードローブを整えていきます。

革靴一足でも、印象は変わります
私はスタイリングを考えるとき、ジャケットやスーツだけを見ることはありません。
例えば革靴。
同じブラウンでも、
色の濃さ、革の表情、形、ソールの厚みなどによって、服装全体の見え方は変わります。
少し華やかな靴を使うなら、洋服側を落ち着かせる。
クラシックなスーツなら、足元まで含めて端正にまとめる。
そうした細かな積み重ねによって、全体として自然なスタイルになります。
経営者・士業の服装に必要なのは「その人に合った正解」
経営者や士業だからといって、全員が同じ服装をする必要はありません。
落ち着いたクラシックスタイルが似合う方もいれば、
少し色や柄を取り入れたほうが、その人らしさが出る方もいます。
また、
営業の場なのか。
講演や登壇なのか。
重要な会食なのか。
普段のオフィスなのか。
場面によっても適切な服装は変わります。
だからこそRoyal Stylingでは、
「このスーツを買ってください」
というところからスタートするのではなく、
その方の仕事、ライフスタイル、好み、手持ちの洋服などを踏まえながら考えていきます。

実際に見て、触れて、考える
私は昔から洋服や革靴が好きで、自分自身でも数多くのアイテムを購入し、実際に着用してきました。
素材の違い。
革質。
色の見え方。
履き込んだときの変化。
洋服と組み合わせたときの印象。
カタログや写真を見るだけでは分からないことも多くあります。
だからこそ、お客様のアイテムを選ぶときにも、できる限り実物を見ながら判断することを大切にしています。
単に流行しているものを勧めるのではなく、
その方が長く愛用できるかどうか。
それも、私がスタイリングをするうえで大切にしていることの一つです。
服装について考える時間そのものを減らす
年間パーソナルスタイリングをご依頼いただく方の目的は、必ずしも「おしゃれになること」だけではありません。
仕事が忙しい方ほど、
「何を買えばよいのか分からない」
「洋服を探す時間がない」
「以前買った服をどう使えばいいのか分からない」
といった悩みを抱えていることがあります。
そうした判断をスタイリストに任せることで、
服装について悩む時間を減らしながら、自分に合ったワードローブを少しずつ作っていく。
これも年間でサポートする大きな意味だと考えています。
経営者・士業のパーソナルスタイリングについて
Royal Stylingでは、福岡を中心に、東京・大阪への出張も含めて、男性向けのパーソナルスタイリングを行っています。
一度きりの買い物だけではなく、
その方の仕事やライフスタイルに合わせながら、長期的に装いを整えていくことを大切にしています。
年間パーソナルスタイリングについて詳しくは、下記ページをご覧ください。
また、企業・法律事務所等を対象とした服装研修・講演についてもご相談いただけます。



