既製品を自分だけの一着に。銀座「ミタケボタン」で楽しむクレイジーボタン

銀座「ミタケボタン」で大ボタン5個・小ボタン4個を購入。私物のBEAMS Fネイビーブレザーをクレイジーボタン仕様にするため、ボタンを選ぶ楽しさと、既製品に自分らしさを加える過程を紹介します。

私物のネイビーブレザーに、ミタケボタンで選んだ異なる意匠の大ボタンを並べた様子

皆さん、こんにちは。パーソナルスタイリストのコバヤシシゲユキです。

気に入って購入した一着に、もう少し自分らしさを加えてみたい。今回は、そんな服の楽しみ方をご紹介します。

私物のBEAMS Fのネイビーブレザーを、異なるデザインのボタンを組み合わせた「クレイジーボタン」仕様にするため、銀座の「ミタケボタン」を訪ねました。この記事は、ボタンを選んだところまでの前編です。

銀座「ミタケボタン」で、服の表情を変える小さなパーツを選ぶ

銀座ミタケボタンの店舗入口とMITAKE BUTTONSの看板
銀座「ミタケボタン」の入口。ボタンをあしらった看板が目印です。

ブレザーのボタンは、小さなパーツですが、全体の印象を左右する存在です。同じネイビーの生地でも、金色か銀色か、光沢が強いか控えめか、どんな意匠が入っているかで、見え方が変わります。

そこで足を運んだのが、銀座のボタン専門店「ミタケボタン」。ボタンそのものを見比べ、自分の服に合うものを選べる場所です。

代表の小堀さまは、とても丁寧にボタンのことを教えてくださいました。

服を一着選ぶのとは、また違う面白さがあります。一つひとつは小さいのに、眺めていると、それぞれに表情がある。今回は、ブレザーの雰囲気を生かしながら、どんな組み合わせにするかを考えて選びました。

ミタケボタンの店内で引き出しに並ぶメタルボタンの近景
引き出しの中に並ぶメタルボタン。色や意匠、細かな凹凸を見比べて選びます。

店内には、見本のボタンを付けた引き出しがずらりと並んでいます。今回は私物のブレザーを持参し、平置きした生地とボタンを見比べながら選びました。ボタン単体で見る印象と、ネイビーの生地に合わせたときの印象。その両方を確かめられるのが、実物を持ち込む面白さです。

ミタケボタンで私物のBEAMS Fネイビーブレザーを平置きしボタンを選ぶ様子
持参したブレザーを平置きして、ボタンを選んでいるところ。奥にはボタン見本を付けた引き出しが並びます。

改造するのは、私物のBEAMS Fネイビーブレザー

今回ボタンを付け替えるのは、私が着ているBEAMS Fのダブルブレストのネイビーブレザーです。

コバヤシシゲユキが着用する、ボタン付け替え前のBEAMS Fネイビーブレザー
付け替え前の私物ブレザー。デニムシャツとカーゴパンツを合わせた着こなしです。

ネイビーブレザーには、端正な佇まいと、カジュアルにも着られる懐の深さがあります。この写真のように、デニムシャツやカーゴパンツを合わせても、ブレザーが全体を引き締めてくれます。

金ボタンをそろえた今の表情も好きですが、そこに自分で選んだボタンを加えたら、どんな一着になるだろう。今回のボタン交換は、そんな楽しみから始まりました。

BEAMS Fの金ボタン仕様ネイビーダブルブレストブレザーの商品参考画像
商品参考画像:BEAMS F「HANDMADE FOX BROTHERS ウール ネイビー ダブルブレスト ブレザー」。画像引用元:BEAMS公式商品ページ。付け替え完成後の写真ではありません。商品掲載終了に伴うリンク切れはご容赦ください。

なぜ、クレイジーボタン仕様にするのか

ここでいう「クレイジーボタン」は、同じデザインで統一する代わりに、異なる意匠のボタンを組み合わせる仕様のことです。

2026年はBEAMS Fでも、異なるメタルボタンを配したブレザーが紹介されています。BEAMS公式ブログでも、その組み合わせを見ることができます。

私が楽しみたいのは、手持ちのブレザーに、自分で選ぶ余地をつくること。形や生地はそのままに、ボタンという小さな部分で遊ぶ。ベースがシンプルなネイビーだからこそ、一つひとつの意匠が引き立つと思います。

ただ違うものを並べればよい、というわけでもありません。色や質感が違っても、一着として見たときにまとまりがあること。そのバランスを考えるのも、選ぶ楽しさの一つです。

選んだのは、大ボタン5個・小ボタン4個の合計9個

最終的に購入したのは、大ボタン5個、小ボタン4個、合計9個です。

ミタケボタンで購入した大ボタン5個と小ボタン4個、合計9個
購入した9個のボタン。上段が大ボタン5個、下段が小ボタン4個です。

大ボタンは、左から黒地に金色の動物モチーフを配したもの、ブルドッグの顔、ユニコーン、王冠と何かの紋章、帆船と、それぞれ違う表情のものを選びました。左上の金ボタンは七宝焼です。

金色系と銀色系が混ざり、立体的な意匠もあれば、黒い背景とのコントラストが印象的なものもあります。ネイビーの上で見比べると、その違いがよく分かります。

小ボタンにも、帆船や動物、紋章の意匠が入っています。大きなボタンだけでなく、小さなボタンにも個性があるのが面白いところです。

王冠と紋章の立体的な意匠が入った銀色の大ボタン
近くで見ると、王冠や紋章の細かな凹凸まで分かります。

一つを手に取って見ると、遠目では気づかなかった細工が見えてきます。服を着たときには小さなアクセントでも、こうして眺めると、一つの装飾品として楽しめます。

ボタン裏面にあるSPORRONGとMADE IN SWEDENの刻印
ボタンの裏面。「SPORRONG」「MADE IN SWEDEN」の刻印が確認できます。
購入した大ボタン5個と小ボタン4個を裏返して並べた様子
選んだ9個を裏側から。表の意匠だけでなく、裏面にもそれぞれ違いがあります。

裏返してみると、刻印や形にも違いがあります。写真の一部には「SPORRONG」「MADE IN SWEDEN」の文字が見えます。こうした細部を見るのも、ボタンを選ぶ面白さです。

既製品を、自分だけの一着にしていく

既製品でも、買ったときの状態が楽しみ方のすべてではありません。自分の体に合わせてサイズを整えたり、着こなしを変えたり、今回のようにボタンを選び直したり。少しずつ手を加えることで、その服との付き合い方も変わっていきます。

自分で選んだディテールが加わると、いつもの一着を着る時間にも、新しい楽しみが生まれます。「これは銀座で選んだボタン」と思い出せることも、服への愛着につながるのではないでしょうか。

装いを考えるとき、新しい服を増やすことと同じくらい、手持ちの服をどう生かすかも大切にしたいと思っています。ご自身の服の組み合わせや取り入れ方を考えたい方は、Royal Stylingの個人向けスタイリングサービスもご覧ください。

完成後は、コーディネートとともに別コラムで

今回は、ミタケボタンで選んだボタンと、付け替える前のブレザーをご紹介しました。

ボタンの付け替えが完成したら、ブレザー全体の表情がどう変わったか、実際にどう着こなすかを、改めて別のコラムでご紹介します。

見慣れたネイビーブレザーが、自分で選んだ小さなパーツでどんな一着になるのか。完成後の着こなしも、どうぞお楽しみに。

ミタケボタン 店舗案内

ミタケボタン(MITAKE BUTTONS)
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1-5-1 第3太陽ビル5F 501

公式サイト:ミタケボタン公式サイト
店舗・アクセス:所在地・店舗案内を見る

Royal Styling代表 コバヤシシゲユキ
Royal Styling代表 コバヤシシゲユキ

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福岡を拠点に、東京・大阪でもスタイリングを行なっています。

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